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Now Look / Ron Wood [Rolling Stones]


ナウ・ルック

ナウ・ルック

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/05/24
  • メディア: CD



①I Got Lost When I Found You
②Big Bayou
③Breathe On Me
④If You Don't Want My Love
⑤I Can Say She's Allright
⑥Carribean Boogie
⑦Now Look
⑧Sweet Baby Mine
⑨I Can't Stand The Rain
⑩It's Unholy
⑪I Got A Feeling

75年のRonのソロ2枚目。
高校生の時に、リアルタイムで購入している。
何故ならば、75年と言えばStonesは北米ツアーがあったにもかかわらず新作はリリースされていない。
結果的には、このツアーにサポート・ギタリストとして加わったRonのアルバムはStonesファンには要チェックだった。

当時、何故か気にかかり、よく聴いたアルバムだ。
もっとも、この頃は、現在みたく数多く買えなかった分、吟味に吟味を重ね購入したLPに取り組む時間は、当然ながら長かった。
さて、どっちが幸せなのだろう?

話は「NowLooK」だった
リズム隊は、前作と同じくWillie WeeksとAndy Newmarkを起用している。
ただし、⑥⑦では、Facesの同僚、Kenny Jonesも加えた2ドラムス体制である。
KeithRichardsは③⑤⑨と今回は控えめな参加だ。
⑩のスライドは、Mick Taylor。
そして、Sam Cookeのお弟子さんにしてラスト・ソウルマンであるBobby Womackが全面的に参加しているのだ。

つまり、まだ高校生の僕が惹かれたのは、Bobby効果による黒っぽいファンキーさだった。
今なら分かるのだが、黒音好きの体質は、根っからだったのである(笑)

Pay Pack & Follow / John Phillips [Rolling Stones]


Pay Pack & Follow

Pay Pack & Follow

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Red Ink
  • 発売日: 2001/04/24
  • メディア: CD



①Mr Blue
②She's Just 14
③Wilderness Of Love
④Oh Virginia
⑤Sunset Boulevard
⑥Pussycat
⑦Zulu Warrior
⑧Very Dread
⑨2001

Mamas&PapasのJohn PhillipsがStonesのメンバーとレコーディングした蔵出しアルバムである。

この音源の経緯は、こうだ。
76年にDavid Bowie主演の映画「地球に落ちて来た男」のサントラを担当した頃にMick JaggerとKeith Richardsと交流が深まった。
ある時、Phillipsの曲を聴いたMickが気に入って、オリンピック・スタジオでレコーディングが始まった…とされる。

僕の憶測だがMickが気に入ったのは、パパの曲ではなく、ママことMichelle Phillipsだと思う。
そこで、彼女を口説く機会を得るためにレコーディング・セッションを設けた。
さすが、Mickである。
しかし、脈が無かったために興味を失い、後のプロデュースをKeithに任せた(笑)


さて、プロデューサーは、当然、Mick&Keithである。
Mickは、①②④⑦にバッキング・ボーカルで参加、Keithは①④⑦バッキング・ボーカル及び、全曲でギターを弾く。

他の参加メンバーでは、①④⑤⑥⑧⑨にChris Spedding。
そして、MickTaylor ! ④⑦⑧。
①④⑦⑧にRonWoodは、ベース。ギタリスト3人に遠慮したのだろうか?

さて、演奏の方は、Keithのスライドが印象的な②、カントリー・バラード④は、まさに70年代Stonesの雰囲気たっぷり。
この手に有りがちな聴いてがっかりの幻の作品ではない。
もし見逃していたらならば、聴いて損はないと思う。
今なら安いし・・・

Some Girls / The Rolling Stones [Rolling Stones]


Some Girls

Some Girls

  • アーティスト: The Rolling Stones
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1994/07/26
  • メディア: CD



今日、6月9日は「ロック」の日だ。
エリーゼが本当に好きなのはピアノのじゃないのよ、ママ。エレキ・ギター。腰動かして、もっともっとBABY~は、RCサクセション。

78年のアルバム「SomeGirls」のタイトル曲のなかで、黒人女は一晩中~と歌って物議を引き起こしたのが、Stonesだ。

ジャケット・デザインでも一悶着あって、セカンド・プレスから修正された。
当時、発売日に購入した、その問題のLPも現在は手元にない。
更に、MissYouの12インチ・シングルも。
ぼくの音楽仲間は、一回り位は年下なので、この話をすると責められる、責められる(苦笑)
この件に関しては際限がないのだが。

パンクへの返答とされる同アルバムに戻ろう。
When The Whip Comes Down、Lies、Respectable、Shatteredが、まさしくそんなロックンロールで、どれも文句のつけようがない。

ところが、その反面、Just My Imagination(Running Away With Me)、Far Away EyesにBeast Of Burdenと幅広い音楽性を披露している。

リアル・タイマーには、梅雨時から夏になると、やっぱり「Some Girls」が聴きたくなるのだ。

Shine a Light :Original Soundtrack / The Rolling Stones [Rolling Stones]


Shine a Light: Original Soundtrack

Shine a Light: Original Soundtrack

  • アーティスト: The Rolling Stones
  • 出版社/メーカー: Interscope
  • 発売日: 2008/04/01
  • メディア: CD



マーティン・スコセッシ監督による映画「Shine A Light」のサントラ盤の予約が始まった。
公開が待ち遠しいが、とりあえずは、これで我慢か・・・
果たして、どんな映画になるのだろうか?

ところで、専務のLouis Vuittonの広告、ご覧になりましたか?!
僕は「日経ビジネス」3月10日号の見開き1ページで見ました。思わず、腰が浮き上がりましたね、本気で!

でも、イメージ的には、社長の方が似合うのではないかとも思うのですが。
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Sticky Fingers / The Rolling Stones [Rolling Stones]

Sticky Fingers

Sticky Fingers

  • アーティスト: The Rolling Stones
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1994/07/26
  • メディア: CD



ついに、ここまで来てしまった!この先の聖域に立ち入っても許されるのだろうか…
この時代のストーンズは妖気を撒き散らし「悪魔的」なイメージをパブリシティとしていた。
しかし、それとは裏腹に、ミックがビジネスマンとしての辣腕を奮い始める時期であった。
当時に知ったら幻滅ものである(笑)

Rolling Stones Recordsの設立、レーベル・ロゴには例のベロマークが登場。
そして、第1作として発表されたアルバムが71年の「sticky fingers」だ。
A・ウォーホールのジッパー付きのジャケットも印象的だが、内ジャケのインパクトも捨てがたいものが(笑)
しかし、これと次作については、何故か書けない!
やっぱり、踏み入ってはいけないのか。と考えてしまうが、気分は、インディ・ジョーンズ、進んでみよう。

サザン・ソウルのメッカ、マッスル・ショールズでの録音になるkeithの5弦ギターによるリフが、たまらんBrown Suger。
後半のアコギとマラカスの効き具合も最高だ。
M.Taylorのソロが冴えるのがSway とCan't You Hear Me Knocking。
泥臭いYou Gotta Moveでは、ダブル・スライドがエグい。
このアルバムは、ストーンズの最強ギター・アルバムだろう。
Stonesとしては、音も綺麗なところも特徴的だ。

更には、Gram Parsonsの影響大のWild Horsesとストーンズ者に人気の高いDead Flowers。
この2曲では、まだ声変わり前の専務のカン高いバッキング・ボーカルが最高である。くっ~!
Stonesのカントリー・ロック化の功労者としてGramを知らなければ、The ByrdsもFlying Burrito Brothersも聴かずにいたかも知れない。

やはり、(株)Rolling Stonesは、偉大である。
書けんと言うわりには、書いとるやないかい!というツッコミは無しということで。

Get Yer Ya-Ya's Out ! / The Rolling Stones [Rolling Stones]

Get Yer Ya-Ya's Out!

Get Yer Ya-Ya's Out!

  • アーティスト: The Rolling Stones
  • 出版社/メーカー: London
  • 発売日: 2002/08/27
  • メディア: CD


名匠マーティン・スコセッシ監督による(株)ストーンズのドキュメンタリー映画「Shine A Light」。
なんて素敵なタイトルなんだ!と盛り上がっていたのだが、日本公開は08年冬・・・がっくりである。

ストーンズの最初のドキュメンタリー・フィルムは、69年の全米ツアーからの「Gimme Sheiter」だ。
実は昨年、ハイドパークに続いてデジタル・リマスターされての再登場を思いっきり期待していたのだが。
あまりにも有名すぎる「オルタモントの悲劇」が起きていることから、別称Satanic Tourとも呼ばれる。

演奏面では、ライブ絶頂期の72~73年への助走期みたいな印象もあるが、ツアーに戻ってきた充実感からなのか、セット・リストに定型がないのである。
ミックとキースの二人だけのアコースティック・シーンがあったのも、このツアーならでは。「Prodigal Son」とかを演奏しているのだから、生で観れたら卒倒もんだろう。

そして、もうひとつ。初めて、ストーンズのブートレグが登場したことだ(苦笑)その名も「Liver Than They'll Ever Be 」である。

1. Sam Cutler Introduction
2. Jumpin' Jack Flash
3. Prodigal Son
4. You Gotta Move
5. Carol
6. Sympathy For The Devil
7. Stray Cat Blues
8.Love In Vain
9. I'm Free
10. Under My Thumb
11. Midnight Rambler
12. Live With Me
13. Little Queenie
14. Satisfaction
15. Honky Tonk Women
16. Street Fighting Man

このブート対抗策として発表されたと言われるのが「 Get Yer Ya-Ya's Out !」だ。
ホーン隊もなく、ピアノにイアン・スチュアートを加えたシンプルなバンド編成、う~ん。たまりませんね。

” The Greatest Rock'n Roll Band !”のMCに導かれて始まる「Jumpin' Jack Flash」の圧倒的なカッコよさは、一体何なのだろう?オープニングからレッド・ゾーン突入の凄まじさ、これぞストーンズとしか言いようがない。

キースとミック・テイラーの2ギター・アンサンブルが楽しめるアルバムなのだ。
このオフィシャルを堪能したら、ぜひ編集されていないライブも味わっていただきたい。(R.S.V.P.)


Brian Jones Presents: The Pipes Of Pan At Jajouka [Rolling Stones]

Brian Jones Presents: The Pipes of Pan at Jajouka

Brian Jones Presents: The Pipes of Pan at Jajouka

  • アーティスト: The Master Musicians of Jajouka
  • 出版社/メーカー: Polygram
  • 発売日: 1995/09/26
  • メディア: CD

(株)ローリング・ストーンズ創設者にして初代社長、泣く子も黙るブライアン・ジョーンズ。
ぼくが真正ストーンズ者となったのは、映画「ギミー・シェルター」がきっかけ。
その時点の最新作が「山羊頭」というテイラー期だったので、「やっぱり、ストーンズはブライアン時代が最高!」とか言われても全然、相手にしなかった。

とはいえ、ストーンズに深入りしていくと、ブライアンの妖しいオーラには目がいってしまうのである。
映画タイトルではないが、ストーンズから消えたのではなくて、そもそも、ブライアンが存在しなければストーンズもなかったであろう。
ストーンズ初期においては、アルバム・ジャケットでも一目瞭然、存在感が違う。
昨年のジミのモントルーのDVDにも登場するのだが、劇中でもブライアンのことを天使が降り立ったようだとナレーションがつくほどだ。

しかし、おクスリでメロメロになっていくブライアンと入れ替わるように、ミック&キースの才能が本格的に開花していくストーンズとは、なんて強運なロック・バンドなんだろうか。
ブライアンの死は退社後であるし、サポート・メンバーに至っては、かなりの戦死者が出ているにも拘らず、本隊は現役バリバリのバンドって。辺りを見渡せば、同時期デビューのビートルズやフーのメンバーは・・・

話が逸れたので、軌道修正。
ストーンズ退社後にブライアンが残した唯一のアルバムである。
今で言うところのワールド・ミュージックだ。この時点で、目が向いていたとは、流石としかいいようがない。

年に1~2回ぐらい聴くのだが、ブライアン・プレゼンツという点において意義がある1枚で、
ぼくは、この音楽自体に感動する訳ではないかも知れない。

しかし、本人名義のアルバムを残してほしかった人だった。

Continental Drift


Ultimate Best 30 Songs / The Rolling tones [Rolling Stones]

その昔、自己編集の「ベスト・オブ・○○○○」をよく作ったものである。もちろん、カセットテープに。
あれこれ悩みながら選曲することが楽しく、完成したテープは2~3回聴けば満足していたような気がする(笑)

なかでも、一番多くのマイ・ベスト編集テープを作成したのが、当然ながらストーンズ。
携帯電話で音楽を聴くことは無いだろうが、ぼくの携帯に30曲くらいを取り込むことができるそうなので久しぶりにストーンズの自己ベスト30曲を考えてみた。

ストーンズの永い歴史から30曲だけを選ぶ!などという荒業、暴挙は困難極める作業ながらも今の気分で選択してみた。ルールとしては、スタジオ・テイクだけに絞ったので、あしからず。

最後まで迷いながらも涙の落選曲、あまりに忍びないので挙げておこう(苦笑)
 Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)
 Saint Of Me
 Too Much Blood
 One Hit (To The Body)
 Mixed Emotions
 Hot Stuff

それでは、ぼくのベスト30曲アルバム!
 1.(I Can't Get No) Satisfaction
 2.Let's Spend The Night Together
 3.Rough Justice
 4.Oh No,Not You Again
 5.Anybody Seen My Baby?
 6.You Got Me Rocking
 7.Get Off My Cloud
 8.Under My Thumb
 9.Honky Tonk Women
10.Tumbling Dice
11.Happy
12.Sympathy For The Devil
13.Gimmie Shelter
14.No Expectations
15.Monky Man
16.Dead Flowers
17.Emotional Rescue
18.Waiting On A Friend
19.Almost Hear You Sigh
20.It's Only Rock'N'Roll (But I Like It)
21.Rip This Joint
22.Undercover Of The Night
23.Miss You (12'inch version)
24.Can't You Hear Me Knocking
25.All Down The Line
26.Start Me Up
27.Jumpin' Jack Flash
28.Street Fighting Man
29.Brown Sugar
30.Memory Motel



Singles 1965-1967

Singles 1965-1967

  • アーティスト: The Rolling Stones
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2004/07/27
  • メディア: CD


Let It Bleed / The Rolling Stones [Rolling Stones]

Let It Bleed

Let It Bleed

  • アーティスト: The Rolling Stones
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2006/08/14
  • メディア: CD

世評は、もちろん名盤である。個人的には、完成度の高さでは前作「Beggers Banquet」のほうが上だと思っているけれど。

まあ、ストーンズ黄金時代、恐るべし!と言うことなのだろう。
なにしろ、ミックは「パフォーマンス」やら「ネッド・ケリー」やら映画撮影で多忙、ついにブライアン・ジョーンズは退職、ミック・テイラーは入社したてで、2曲に参加しているだけである。
そんな状況で、米国ミュージシャンたちを招き、本作の後に続く名作「Sticky Fingers」「Exile On Main St.」の足がかりとも呼べる実験作でも、このレベルに到達してしまうのだから。

さすがに、スワンプ・ロックにもいち早く反応し「Gimmie Shelter」の女性ボーカルのパートはボニー・ブラムレットが予定されていたというのは有名な話だ。
L.A系スワンプ人脈からは、その一派のボスである密林の王者・・・じゃないオクラホマの怪人レオン・ラッセルとボビー・キーズが参加した「Live With Me」
「You Can't Always Get~」ではアル・クーパーを起用。

しかし、本作では2人のキー・パーソンを見逃すことはできない。
まず、このアルバムに参加していないが、当時キースと親しかったグラム・パーソンズだ。
カントリーとロックを融合させたパイオニアである。「Country Honk」に「You Got The Siver」はグラムの影響によるものだろう。
ジョン・メイオールが校長を務めるブルース・ブレイカーズ大学卒のテイラーは、びっくりしただろう。「カ、カントリーかよ!」
なお、グラムが加入したバーズ、68年の「Sweetheart Of The Rodeo」を合わせて聴いてもらうと、この2曲をより楽しめるので、是非お試しを!


Sweetheart of the Rodeo

Sweetheart of the Rodeo

  • アーティスト: The Byrds
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2003/09/22
  • メディア: CD

もう一人は、言わずと知れたライ・クーダーである。
キースにとっては格好の素材だった事は想像に難くない。
その成果が「Love In Vain」やアルバム・タイトル曲でのキースのスライド・ギターだ。
ただし、ライの才能のいいところを引き出しているのはストーンズなのだから、これでいいのだ。
天下無敵のグリマー・ツィンズなのだ、文句あっか!
でも、そこはミックは抜け目なく「まあまあ、ライくん。これでどうだい?クレジットには君の名義を入れておこう。ストーンズ・ファンは皆が買うだろうから、それなりの売り上げは上がるだろう。」
本作のセッションからのアルバム「ジャミング・ウィズ・エドワード」も是非に。

さて「Midnight Rambler」に関して。
実は、ブートで73年の超絶ヴァージョンを味わってしまっている僕としては、スタジオ・テイクが楽しめない体質になってしまっているのだ。未聴の方は、この禁断の世界へどうぞ(笑)「Nasty 」か「Europe 73」が極上品。

なお、本作には注意書きがある。ご存知であろうが、改めまして。
"This Record Should Be Played Loud"

追記:ところで、本文中に出した「密林の王者」が枕詞だったプロレスラーをご存知か?


Live From Kilburn / The First Barbarians [Rolling Stones]

ライヴ・フロム・キルバーン(DVD付)

ライヴ・フロム・キルバーン(DVD付)

  • アーティスト: ファースト・バーバリアンズ
  • 出版社/メーカー: ミュージック・シーン
  • 発売日: 2007/11/01
  • メディア: CD

ロン・ウッドの自己レーベルであるウッデン・レコーズから第2弾として、もの凄いブツが登場した。
ロンの初ソロ・アルバム、皆の大好きな「俺と仲間」のプロモーションとして行われたライブの音源と映像だ。

ブートで所有している方も、これは買い換える価値はあると思う。メンバー登場からの全11曲の映像を観ることができるのだし。
何はともあれ、オフィシャル・リリースを喜びたい。特に、DVDには、ロックのカッコよさが全て詰まっている。

このときの、リズム隊はアルバム同様に、アンディ・ニューマークとウィリー・ウィークス!
これだけで、もう辛抱たまらんでしょう。
もちろん、イアン・マックも。
更には、ロッドまでもが・・・オーディエンスからも一際大きな歓声が沸くのだが、それはもう、さすがの華やかさである。74年のロッドは、何をやってもカッコいい。歌詞カード見ながら唄うのもトスされたタンバリンをキャッチし叩くのもドラムの前で座り込んで手を振る仕草に男の僕でさえ、惚れ惚れと見入ってしまう。

当たり前だが、ロッド、ロン、イアンと揃えば、仮想フェイセズだ。このルーズなサウンドに似合うのは、やはり、この3人。酔いどれパーティー・バンド、フェイセズのステージを体験してみたかったなあ。
専務(あっと、当ブログではキースのことです)のダークな雰囲気は、仮想フェイセズのなかでは少し異質かも知れない。

しかし、その専務だが、いい年した大人で歯がなくても、それはそれでサマになるところが、さすが!と言うべきか(笑)まったく、乳歯の抜けた低学年の小学生じゃないんだから。

演奏終盤の「Crotch Music」はスタジオ盤を上回るグルーブである。ウィリーのベースがたまらない。
今からでも遅くはない、我が(株)ローリング・ストーンズに入社してもらいたいものである。
あと、イアンにも。
イアンさん、あなたの81年ツアーでのサポートをファンは忘れないぞ!
ルックス的にもフィットしていたし。

さあ、エンディングは「I Can Feel The Fire」
ミックがいないので、タガが緩みまくりのロン&キースのボーカル。しかし、二人の間で腰に手をあててシャウトする社長(当ブログでは、ミックのことです)が僕には見えるし、バッキングなのに一番目立ってしまう声も聞こえます。
えっ?そんな奴は、お前だけだって。
しかし、このアルバムは全ロック・ファン必見です!


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