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Live Peace In Toronto 1969 / The Plastic Ono Band [Beatles]

平和の祈りをこめて~ライヴ・イン・トロント(紙ジャケット仕様)

平和の祈りをこめて~ライヴ・イン・トロント(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ジョン・レノン
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/11/28
  • メディア: CD


スーパー・グループの呼び声も高かったのだが、結果的には不毛に終わったブラインド・フェイス。
S・ウィンウッドは、トラフィックを再編、一方、クラプトンは?
この時期のクラプトンは、自分のグループを持つという考えはなかったように思える。
もっとも既にビッグネームの彼にウチのところで弾いてくれないなんて声をかけれるのは、ジョンぐらいでしょう。

で、プラスティック・オノ・バンドのシングル「Cold Turkey」のセッションや幾つかのステージに参加していたのだ。
このアルバムは、69年9月13日のカナダはトロントの「ロックン・ロール・リバイバル・ショー」に参加したときのライブ盤である。
ジョン史的に見ると、同年1月に例のアップルでのルーフトップ・ライブがあったものの(今年もDVD出ませんでしたね)オーディエンスを前にしたステージで演奏というのは、ビートルズ最後のコンサート以来3年ぶり(!)のライブだ。
しかも、ビートルズ解散以前のことなのだから。

John Lennon (vo,g)
Eric Clapton (g)
Klaus Voorman (b)
Alan White (ds)
Yoko Ono (vo)

オープニング・ナンバーは、ジョンにとってはクオリーメン時代からの十八番「Blue Suede Shoes」、続いてアルバム「With The Beatles」からの「Money」に、これまたビートルズのレパートリーだった「Dizzy Miss Lizzy」とオールディーズ・ロックンロール3連発!
EC的には結構珍しいR&Rの演奏でもある。
しかし、ここでの聴き所はジョン。生粋のロックン・ローラーであることを証明してくれる見事な歌いっぷりにシビれる。これぞ、ジョン。

4曲目は、前年の「ロックンロール・サーカス」でも演奏している「Yer Blues」後半は、クラプトンとギター・バトルもかっこいい。
この時点ではレコーディングされていない「Cold Turky」、ライブでも初お目見えだが、演奏は素晴らしい。しかし、ヨーコの奇声が・・・
そして、プラスティック・オノ・バンドのファースト・シングル「Give Peace A Chance」でのジョンのボーカルは、ラップ的かっこよさだ。

オノ・ヨーコは昔から苦手だ。あの奇声には重度のアレルギーを起こしてしまう。それこそ僕が「冷えた七面鳥」になってしまう。
という訳で、7,8曲目に関してはノー・コメントである。

最近は、ジョン作品のリマスター&リミックスにご熱心なヨーコさん、勝手にリミックスで変なことするよりも、あなたの奇声抜きリミックスなんていうのは、いかがでしょうかね。



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蟹道楽

ジョンに関しては何を聴いても名盤と思い込む私です。
この荒っぽい「Cold Turkey」は大好きです。
しかし、全く同感なのはヨーコ・・・
やはり僕も”おきまり”のごとくダブルファンタジーではジョンの曲だけをピックアップしてテープに録音して聴いておりました。
by 蟹道楽 (2007-11-17 01:36) 

starfish

蟹道楽さん、nice&コメントありがとうございます。

ですよね~、「ダブルファンタジー」と「ミルク&ハニー」は、ジョンだけで1枚にしてリマスターしてもらえるとベストですよね。

実は、この記事はコメントつかなかったので、「世間はヨーコの味方」か?と思ったりして・・・
by starfish (2007-11-17 22:04) 

私はビートルズやジョン・レノンをほとんど聴いたことのない音楽ファンなので、語る資格はないのですが、最後の2段落を読んでどうしても書きたくなりました。私、オノ・ヨーコがかなり苦手です。音楽的というより、いろんな発言とか、活動とかも含めてですけど・・・。starfishさんの記事にわが意を得た感じです。
by (2007-11-18 08:37) 

substitute

僕も音に残っているオノ・ヨーコさんはどうも合わないし、最近のビジネス・ウーマンぶりも少し違和感を覚えます。ジョン・レノンの意思なり2人の理想なりを残そうとすれば、経済的な裏づけが必要だという現実は理解できますが。
でも、今年は、少し意外な面を見た気がしました。8月だったか9月だったかに、大宮のJohn Lennon Museumに行ったら、70年代後半に軽井沢にレノン一家で来ていた頃の写真やら何やらの企画展があって(まだやってんのかな~?)、それら写真の中のレノン一家の平和そうな事。オノ・ヨーコさんもちょっと上品な山の手奥様、といった風情。ジョンがいろいろ書いていたイラストなんかもほのぼのしてて。奥田英朗さんの「ウランバーナの森」を思い出しました。
by substitute (2007-11-18 11:04) 

starfish

つんさん、nice&コメントありがとうございます。

ビートルズやジョンを~
あれっ、意外ですね。いかがですか、この機会に!
ご賛同いただき、ありがとうございます。
by starfish (2007-11-19 18:24) 

starfish

substituteさん、コメントありがとうございます。

大宮のミュージアムは未だに足を運んでいません。
そうなんですか、今度行ってみようかな。
ジョン夫妻が、軽井沢にいるときの御用達の喫茶店「離山房」は僕も昔、よく通いました。
by starfish (2007-11-19 18:29) 

DEBDYLAN

やっぱ、このアルバムは頭の3曲でしょう(^o^)丿

ロックン・ローラー・ジョンここにありって感じで。

>生粋のロックン・ローラーであることを証明してくれる
>見事な歌いっぷりにシビれる。これぞ、ジョン。

そうですよね。
あのジョンの声。
僕はそれに惚れたんです(^^♪


ヨーコについてはノー・コメント。

てか、勝手にジョンを祀り上げるな。
ジョンは僕らと同じ、こよなく音楽を愛する一人間。
だから僕らだって、彼が大好きなんだよ。

そうですよね、会長。
by DEBDYLAN (2007-11-20 22:10) 

starfish

DEBDYLANさん、nice&コメントありがとうございます。

ジョンとディランは、やっぱり別格!
二強ロックン・ローラーですね。

ディラン師匠の記事もアップ企んでいますので、よろしくです。
by starfish (2007-11-23 20:52) 

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