Layla And Other Assorted Love Songs / Derek And The Dominos [Eric Clapton]
「Layla And Other Assorted Love Songs」に纏わる様々なエピソードが物語るように、このアルバムにはマジックを感じさせるものがある。
「クラプトンの生まれた星の下」といってしまえば、それまでなんだけど。
まず、ブルースのカバーが目を引くだろう。「Key To The Highway」「Nobody Knows You When You're Down And Out」「Have You Ever Loved A Woman」どれも、問答無用のナンバーだ。
近年も頻繁にブルースのカバー・アルバムを発表する御大であるが、このヴァージョンには敵わない、とは言い過ぎか。
楽曲の美しさでは、そのイントロで腰が抜けてしまう人が多数続出する「Bell Bottom Blues」だろう。
ジミ・ヘンドリックスの「Little Wing」も甲乙つけ難い美しさを持っている。しかも、このレコーディング数日後にジミは帰らぬ人となってしまうのだから。
ファンキーな「Anyday」や「Tell The Truth」もいまだに聴き飽きない強度ある楽曲だ。
そして、タイトル曲。初めて聴いたのは、FMだったのだが正しく鳥肌ものであった。この曲の持つ高揚感はスタジオ・テイクでしか味わえないように感じる。
このアルバムにおけるデュアン・オールマンの重要度は言うまでもないが、ボビー・ホイットロックのゴスペル・テイスト溢れるボーカルの貢献度が高いことも見逃せないのである。
Layla and Other Assorted Love Songs
- アーティスト: Derek and the Dominos
- 出版社/メーカー: Warner Bros.
- 発売日: 1996/08/20
- メディア: CD
20周年記念3枚組ボックスでは、D-2のジャム・セッションがかっこいい!
The Layla Sessions : 20th Anniversary Edition
- アーティスト: Derek & the Dominos
- 出版社/メーカー: Polydor
- 発売日: 1990/08/31
- メディア: CD
パチパチパチ。待ってました! たどり着きましたね!
Bell Bottom Bluesは腰ヌケます、本当に。
タイトル曲、
時々アートネイチャー(アデランスでしたっけ)思い出して、
これもまた、いと切なし。
by substitute (2008-02-07 00:08)
「Little Wing」のアレンジは秀逸ですよね。
まるで別の曲のように聴こえます。
by walrus (2008-02-08 01:05)
substituteさん、毎度です。
なんとか「レイラ」まで着ました。長かった(笑)
記事にしながら、一昨年のEC来日公演を思い出したのですが、あのツアーのDVDやCDが出てきませんね・・・
by starfish (2008-02-08 13:24)
walrusさん、nice&コメントありがとうございます。
Little Wingは、デュアンのスライドが最高です。しかし、ジミはラジカルなイメージが強いのですが、美しい曲も書けるのが凄いと思います。
by starfish (2008-02-08 13:28)
クラプトン絡みの作品では一番聴いてる盤です♪
「Key To The Highway」、この曲好きなんすよ。
KEITHもカヴァーしてますね(笑)
「Bell Bottom Blues」は美しすぎ
あのイントロ聴いただけでゾクゾクします(笑)
>ボビー・ホイットロックのゴスペル・テイスト溢れるボーカルの貢献度が
>高いことも見逃せないのである。
ハイ、僕もそう思います。
エリックのヴォーカルだけじゃ、ここまでの名盤になりえたか・・・
by DEBDYLAN (2008-02-11 17:36)
DEBDYLANさん、nice&コメントありがとうございます。
ぼくもEC作品では一番聴くし、一番好きです。
キースがミニアルバムで「Key ~」をカバーした頃って、二人の仲が最悪の時期でミックは、この歌は奴には難しすぎるだろうなんてコメントしていましたね。
今では懐かしいです。
by starfish (2008-02-11 21:39)