Are You Experienced / Jimi Hendrix Experience [Jimi Hendrix]
BeatlesやCream、Zeppelinとは全く異質な衝撃受けたのがJimi Hendrixだった。
高校生の時、「ウッドストック」を何の予備知識も持たずに観た。
Santana、The Who、Slyなどの熱狂的なステージを経て朝を迎え、このフェスティバルもお開きという雰囲気の中、突如鳴り響くフリーキーなギター。
何じゃあ!こりゃあ?そう、Star Spangled Bannerである。
そして、Purple Hazeと続く怒涛の演奏に唖然だった。
この当時、Jimiのディスコグラフィなど全く分からないような時代だったし、何か凄すぎた印象に手を出し兼ねたりもした。
そんな理由でオリジナル・アルバムで聴いたのは、随分と後の事である。
まずは、67年のデビュー・アルバムから聴くのが王道だろうか。
現在では、ボーナストラックとしてシングル曲Hey Joe、Purple Haze等も収録された名曲揃いの基本アイテム。
あのJaco Pastoriusもお気に入りだった隠れ名曲Third Stone from The Sunも必聴である。
と、ここまで書いておきながら、個人的には、ロックの流れから聴いたときにJimiは良さが今一つ分からなかった過去を持つ。
後に、ブラック・ミュージックの流れ(MilesDavisとPrince)から聴き直してみたら一発で気に入り、自分にとっての最重要ミュージシャンの一人となっているのである。
「Burning Desire」を聴け! [Jimi Hendrix]
最近のヘビー・ローテーションは、「Burning Desire」
ここまで聴けるものが未だ出てくるとは、さすが、Jimi、さすが、Dagger Recordsとしか言えません!参りましたぁ!
もちろん、楽しみにはしていましたが、正直なところ、大きな期待もしていませんでした。だって、バンド・オブ・ジプシーズ関連では、既に「The Baggy's Rehersal Sessions」が出ていたし・・・すみません!失礼しました!
オール・インストでジミが弾きまくりです。たまりませんよ~!
特に、2曲目「Ezy Rider/MLK」はマイルスもんの私としては、「A Tribute To Jack Johnson」を想起せずには聴けません。約20分のジャム・セッションですが、何度でも聴けますよ!
こっちでは、ジョン・マクラフリンがギターを弾き倒しているのですが、想像の耳で、このパートがジミだったら・・・という聴き方もできますね。
ジミ・ファンで、「Burning Desire」を未入手の人、これは、是非!
しかし、通販専門レーベルのダガーからじゃなく、エクスペリエンス・ヘンドリックスでオフィシャルで登場し、もっと広く行き届いてもよかったのでは?
ジミ・ヘンドリックス オリジナルじゃないアルバム [Jimi Hendrix]
ダサダサなタイトルで、我ながら少し情けないっす~(泣)
ジミのオリジナル作品以外の整理してみました。
とりあえずは、これを行っておけばO.Kでしょうの未発表曲やヴァージョン違いなどから成るCD4枚組の強力なボックス・セット。
エクスペリエンス・ヘンドリックスが設立されて、幻の4枚目のスタジオ・アルバムとして登場しました。
First Rays of the New Rising Sun
- アーティスト: Jimi Hendrix
- 出版社/メーカー: Experience Hendrix
- 発売日: 1997/04/22
- メディア: CD
同じくエクスペンス・ヘンドリックスによって整理されたことで、リリースされた未発表スタジオ音源作品が「South saturn delta」
ライブ映像やクラプトンやタウンゼントらのインタビューで構成されている映画です。ラストの12弦ギターによる「Here my train comin'」必見!ジャケットもかっこいいし!
さて、ここからは、堅気のファンには不要な廃盤の紹介です。
上記2作が出たことで役目を終えたのが「The cry of love」、「War heroes」や「Crash landing」などのアルバムだが、特に「Crash landing」は個人的には、リアルタイムで初めて手に入れたジミのLPだけに思い入れもタップリな1枚なのだ。いまでは、CDですけど。
あと、今年に「Nine to Universe」をCD化した「Message From Nine To Universe」も必聴盤です。
ライブ・アルバムも幾つか紹介。
まず、「Jimi Plays Monterey」これって、エクスペリエンス・ヘンドリックスがコントロールできない音源なんでしょうねぇ。
リマスターされた「Like a rolling stone」聴きたいっす!まぁ、モンタレーのDVDボックス買えばいいのでしょうが・・・
「Live at Winterland」 今回の完全版、無事に発売されるのでしょうか?ちょっと心配。
あと、微妙なジャケの「The Jimi Hendrix Concerts」と4枚組ボックス・セット「Stages」も捨てがたい、それぞれのジャケもかっこいいし!67~70年のステージから1枚づつというアイデアもおもしろい。
ちょっと変わったものでは、「Lifelines-The Jimi Hendrix Story」
LAのラジオ局が制作したジミの生涯を音で綴った番組を編集、3枚のCDにしたものと69年LAフォーラムでのライブの計4CDのボックス・セット。ラジオ番組はB.G.Mにいいです。
現在となっては、音質もさえないけど、やっぱり手放せないアルバム達です。マニアの悲しい性ですな(笑)
ジミ・ヘンドリックス トリビュート・アルバム [Jimi Hendrix]
ジミ聴こうかな、でも、軽めにいきたいなというときに重宝するのが、トリビュートもんですね。
気楽に聴けて、なお且つ、ジミの楽曲の素の好さが味わえるというべきか。
内ジャケの寝起きみたいな顔してドラム・セットに座っているジミのフォトが笑える。
主なところでは、「Stone free/Eric Clapton」、「 Manic depression/Seal & Jeff Beck 」、「 I don't live today/Slash & Paul Rodgers」といったあたりか。意外なものでは「 Bold as love/Pretenders」
プロデュースはエディ・クレイマー。
Stone Free: A Tribute to Jimi Hendrix
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: Warner Bros.
- 発売日: 1993/11/09
- メディア: CD
これも、エディ・クレイマーによる1枚、私は好きな1枚です。参加メンバーも豪華!ざっと挙げるだけでも、
Tony Williams( per,ds ) Dennis Chambers( ds ) Cozy Powell( ds )
Stanley Clarke( b ) Billy Cox( b ) Bootsy Collins( b )
Bernie Worrell( key )
Robben Ford( g ) Carlos Santana( g ) John McLaughlin( g ) Steve Vai( g ) Brian May( g )
Buddy miles( vo ) Paul Rodgers( vo ) Sting( vo ) Taj Mahal( vo )
このアルバムで光るのは、先日のクラプトンの公演でも話題だった「Little wing」です。オーケストラをバックにつけたToots Thielemansのハーモニカが、たまりません!
実は、持っていません。て、ことで今日、予約しました!
Voodoo Crossing: A Tribute to Jimi Hendrix
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: Horizons
- 発売日: 2004/01/05
- メディア: CD
そして、エクスペリエンス・ヘンドリックスからも。
ジミ・パパであるJames AL Hendixの感謝の言葉からスタートするところが本家本元の証か。
ここでは、Princeの参加が話題のひとつでしたね。Larry Grahamを迎えて「Red house」の改作「Purple house」とは。ただ、ストレートにカバーしたものも聴いてみたいけどね。
意外なところでは、Earth,Wind & Fireと大コーラス・グループのSound Of Blacknessの参加。どっちも好演です。
極めつけは、タイトル・ナンバーとなる「Power of soul」のBootsy Collins feauring George Clinton。音楽の流れとしては当然なことでしょうが、ここにジミがいても完璧にフィトしますね。Princeも!ここで共演してほしかったな~
トリを飾るのは、故Stevie Ray Vaughanの「Little wing/3rd stone from the sun」なんだけど、これもまた、たまらんの1曲ですよ!
Power of Soul: A Tribute to Jimi Hendrix
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: Image
- 発売日: 2004/05/04
- メディア: CD
ウッドストックのジミ・ヘンドリックス [Jimi Hendrix]
ジミ・モード全開であります。
映画「ウッドストック」を初めて観たのが高校生のときだった。
フーのパフォーマンスに痺れて、すぐに「Live at the leeds」を買ったもんである。
朝が来て、楽しかった宴会もお開きといった感じのなかで始まるジミの「Star spangled banner~Purple haze」の演奏は、なにか全く異質で、その圧倒的な存在感に口あんぐりだった。
ディレクターズ・カット ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2006/06/02
- メディア: DVD
980円!損はしない!(と思う)
エクスペリエンス解散後の6人編成のジプシー・サン&レインボウズでのライブである。CDでの決定盤が、この2枚組「Live at woodstock」
そしてDVDでは、昨年、ようやく待ってました!の、ほぼ完全盤が登場。オリジナルの映画と比べると印象がずいぶんと違うのだけど(個人的には「Woodstock」での印象が刷りこまれているもんで)
Live at Woodstock (2pc) (Spec Ac3 Dol Dts)
- 出版社/メーカー:
- 発売日: 2005/09/13
- メディア: DVD
先に紹介した2枚組のアップグレードされたものが出たとはいえ、ジャケのよさで旧盤も手放せない私であります!ピクチャー・ディスク仕様だしね。
バンド・オブ・ジプシーズ [Jimi Hendrix]
ダガーレコード新作の報を受け、ジミ・モードにシフトしてきました。
私が一番好きなのは、何故か、バンド・オブ・ジプシーズなんです。
あのウネウネと続く、ぶっといグルーブに身をまかす快感は、どうにもクセになって止められません!
マイルスと交流があり、お互いに影響を与え合ったわけだが、この二人のつきあいがもう少し続いていたならば、どうなっていたことだろうか・・・
「バンド・オブ・ジプシーズ」の拡大版がこれ!
69年の年越しライブなんですが、この2枚組でステージの流れが分かります。しかし、2セット×2日の計4セットのステージ全てが聴けるコンプリート・フィルモアはいつの日か登場するのか?
これは、ダガー・レコードからリリースされたリハーサル・セッション。
映像もあります。ライブ映像というよりは、ドキュメンタリーという趣のDVDですが、やっぱり貴重だし、結構好きですよ。
ニューイヤーのカウントダウンのあと、ジミのギターで新年のお祝い定番曲「Auld lang syne」を演奏するのだが、後に、プリンスもペイズリー・パークでの年越しライブで演っていますね。なんと「Purple rain」のギター・ソロから、そのまま「Auld lang syne」へ!これが、ジミに負けないくらいかっこいい!そして「It's gonna a beautyful night」でマイルスが出てくる、あのときのステージです!プリンス以下バンドのメンバーも、なんか緊張しまくりな様子が必見ですよ。
しかし、ジミ、マイルス、プリンスの3人の音楽は、ひとつのジャンルでは括れない音楽ですね。
ウインター・ランド&ダガー・レコード [Jimi Hendrix]
今年は昨年のような欲しいCDやDVD続出!という恐ろしい展開にはならず、ホッとするやら、淋しいようななどと思っていたら・・・
出ました~!「3Nights at winterland」なる6枚組でウインター・ランドの完全版が(泣)
ウインター・ランドじゃ無視できないし。参ったなぁ。でも、限定版なんです、この商売上手!
本家は何しとるんじゃ~と思っていたら、オフィシャル・ブートであるダガー・レコードから1年ぶりの新作「Burning desire」が登場だ。
タイトルかっこいいなぁ、これだけで購入決定だ。そういえば、前回は初回プレスにトラブルあったぞ、なんてことも思い出されたが・・・
げっ!69年から70年初め頃の音源だ。バンド・オブ・ジプシーズじゃありませんか!無視できん!ミッチ・ミッチェルに比べるとイマイチ評価の落ちるバディ・マイルスですが、私は好きなんです。
ということで、条件反射的にクリックしてしまいました。参ったなぁ、ほんとうに便利な時代になっちまって・・・