Tales Of Kidd Funkadelic / Funkadelic [P-funk]
P帝国、76年からフル稼働が始まる。
まず、Parliament名義では、「Mothership Connection」と「The Clones Of Dr.Funkenstein」をCasablancaから発表。
もう一方で、FunkadelicとしてはWestboundの「Tales Of Kidd Funkadelic」、Warnerに移籍し「Hardcore Jollies」と2作品と、同じくWarnerよりBootsy's Rubber Bandを「Stretchin' Out In」でデビューさせている。
帝国の総帥George Clintonが、ひたすら行われるセッションから振り分けて制作されていたのだ(笑)
さて、76年のFunkadelicの1枚、Westboundにおけるラスト作「Tails Of Kidd Funkadelic」。
Kidd Funkadelicこと期待の高校生ルーキーとしてPからドラフト1位指名で入団のMichael Hamptonの強力なギター・ソロがフューチャーされたButt-To-Butteresuscitationで幕を開ける。
ものすごくカッコイイ曲で、この時期のGeorgeが冴え渡っていたことを証明する。
Undisco Kidd、Take Your Dead Ass Homeとライブの定番曲が続く。
とくに、後者は聴衆の大合唱が、凄まじい。
約13分のタイトル曲は、Pの番頭格Bernie Worrellが大暴れするプログレ・テイストなファンク。
Bernieはクラシックの素養を持ち、大学の音楽科で音楽理論を学ぶという経歴の持ち主。
これで、ある程度は見当がつくかな?
僕は、これを聴くとRick Wakemanのソロ・アルバムが聴きたくなる時もある。
これまた、捨て曲ナシの1枚!
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