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マイルス攻略法 (番外・ブート編 69-75年の巻) [Miles Davis]

マイルス者にとって指針の書となる、中山康樹先生の「マイルスを聴け!」にもあるように、近年は、「まずはオフィシャル、次にブート」という方式が崩れ、いきなりブートに行ってよし!と変化してきました。実際、オフィシャルを上回るブートが、どんどんと出てきてますからね。
とりわけ、69~75年の電化マイルスの音楽の変遷は、ブートも合わせて聴くと、一本に繋がって、とってもすっきりしますよ。

まずは、ロスト・クィンテットです。オフィシャル「1969 miles」の翌日7月26日のライブが    「1969 miles:second night」(so what)。
これって、6年くらい前にオフィシャル化の話もありましたが、その後どうなっているのでしょう?この2枚、曲のダブりも少ない上に、「Masqualero」、「Spanish key」にチックが大好きな「Nefertiti」と聞き逃せない曲が収録されています。

そして、キースとチックの2キーボード時代の傑作ライブ「Miles at fillmore」の曜日別の完全版は、現時点では、水・金・土と出ています。これは金曜日です。
「Complete friday miles at fillmore」(so what)

キース時代の71年のヨーロッパ・ツアーではドラムが、デジョネットからレオン・チャンスラーに代わり、パーカッションには、ドン・アライラスが加わってエムトゥーメとの2人体制でリズム主体の演奏になってきます。そんなステージを楽しめる
「Miles with keith in venice 1971」(so what)

キース脱退後は、メンバーの出入りに相当な動きがありますが、最終的にはこのメンバーに落ち着きます。
ピート・コージー(g)、レジー・ルーカス(g)、マイケル・ヘンダーソン(b)、アル・フォスター(ds)、エムトゥーメ(per)
その73年バンドの強烈ライブがこれ
「Complete berlin 1973」(so what)

74年バンドは、ドミニク・ガモーが加入して一時的に3ギター・バンドに。これは伝説のサンパウロでのライブ。自叙伝にも出てきますが、残念ながら、その問題のステージではありませんが。
「In sao paulo 1974」(so what)

そして、75年の日本。これは本当に凄いです。これを聴くと「アガ・パン」には戻れませんよ~、強烈です。
「Another unity」(mega disc)

ブートなのに、どれもジャケかっこいいでしょ。
文中で紹介したサンパウロでの出来事は、これで読めます!

マイルス・デイビス自叙伝〈2〉

マイルス・デイビス自叙伝〈2〉

  • 作者: マイルス デイビス, クインシー トループ
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 1999/12
  • メディア: 文庫


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